未来そして現在のヒーローをつくる読書会を、地域で

リーディング・ファシリテーターの
下良果林(しもらかな)です。
今回は、東北・宮城県を中心に
「ヒーロー読書会」をはじめとする
話題の読書会を開催している
リーディング・ファシリテーター、
二階堂 真悟さんをご紹介いたします。

* * * * *

普段は、どんなお仕事をされていますか?

現在はビジネスや個人向けのコーチングと、
家族向けに「オリジナルヒーローコスチュームを作ろう!」
というワークショップを開催するのを主に仕事をしています。

二階堂さんは「ヒーロークリエイター」としてご当地ヒーローの運営に携わっています。
「ヒーロークリエイター」という肩書をつけた経緯とその目的について、教えてください。

「未来の主役=ヒーローが子ども達ならば、
現在のヒーローは私たち大人である」との思いからです。
子ども達がこれから生きる未来は、
少子高齢化やグローバル化、
自然災害の増加などにともない、
現在と異なる状況・環境になると考えられます。
今は存在しない仕事が生まれている、
という可能性もあります。
そのような状況でも幸せに生きていくには、
子ども達が才能を存分に発揮していくこと、
才能を受け入れて活かせる環境を
今から創り上げていくことが不可欠だと思うのです。
そのためには、今を生きる大人達が
自らの才能を存分に発揮したり夢を叶えたりして
「大人になることは楽しいぞ!」と
説得力を持って背中を見せて伝えること。
そして「お父さん、お母さん、こういう事をやりたいんだ」
と子どもが言った時に
「お前の言うことは良く分からないが、やってみなさい」
と才能の芽を摘まずに伸ばし、
育てられる家庭や地域環境を、
今から整えていくことが大切だと感じます。
ですから、大人から子どもまでが才能を見つけ、
活かしていける「場」や「きっかけ」を創りたい
との思いで、この肩書きをつけました。

子どもの未来を明るくするには、まず大人から、ですね。
リーディング・ファシリテーターとなった時期とそのきっかけを教えてください。

リーディング・ファシリテーターになったのは、2015年5月です。
シニア・リーディング・ファシリテーターの
木村祥子さんからすすめられたことがきっかけでした。
自分がファシリテーターになろうとは
全然思っていませんでしたが、
得意としている「人前に立っても、緊張せずに話せる」ことを
活かせる場を作ることができるようになったのは、嬉しかったです。

読書会のテーマ・特徴としているのは、どのようなことでしょうか。

依頼を受けておこなう読書会の場合は、先方と協議して決めます。
自主開催の時は、自分が好きな分野である
「エンターテインメント」の要素を入れ
「特撮ヒーロー」「心理学」「コミュニケーション」
「都市伝説」「ロールプレイングゲーム」など、
僕だからこそのテーマを扱うのが特徴です。
読書会自体がエンターテインメントだと考えていますが、
さらにご参加くださった方々が楽しめるように、
ワークにも工夫をしています。
そのようなテーマでも、必ず「学び」があるのが読書会。
7月に開催した「特撮ヒーロー読書会」では、
ダイアログの中で「あなたにとってヒーローとは」
という問いを投げかけました。
はじめは「人々の笑顔を守る」「正義そのもの」
といった答えがありましたが、
最後に同じ問いかけをすると
「ヒーローは完璧で特別、という存在ではないが、
成長していける強い人物。弱点を受け入れたい」
「何かを信じることが強さだと実感した」
との声があがりました。
仙台から宮城の各地域に行くほどに、
保守的といいますか、シャイな方が増えてきますので、
その地で初めておこなう会は
割と静かな雰囲気で進むことが多いですね。
しかし、同じ地域でも回を重ねておこなうと
皆さんの声が大きくなり、
場が温まるのが早くなっていく感じがします。
主催者であるこちらがワクワクしていると、
参加くださっている方にもそれが伝わり
「気づき」が起きやすくなっているようです。

どのテーマでも、意外な気づきがあるのが
リードフォーアクションの読書会ならではだと感じます。
ほかにも、印象深いエピソードはございますか。

1ヶ月のうちに3回も僕の読書会に来てくださった50代の女性がいます。
その方は、5年間絵の予備校に通っていらっしゃるそうなのですが
「初めて納得いく描き方ができて、先生や仲間にも褒められました」
とメッセージをいただきました。
読書会にご参加いただき、ワクワク・ドキドキを体験したことで
使いたい分野の脳が効果的に使われるようになったのではないか、
とお感じになったそうです。
ほかにも、毎日1冊以上本を読むようになったという方もいらして、
僕の見たい世界が読書会を通して実現し始めているなぁ、
と嬉しくなりました。

ご参加くださる方からの嬉しいエピソードは、励みになりますね。
これからやってみたい読書会について教えてください。

自分で編み出した本のヒーロー「ダクシオン」を使って
小さい子ども達向けに読書会を開催したいです。
「ダクシオン」は、リードフォーアクションにあやかり
「読書」と「アクション」を掛け合わせて命名しました。

読書会でアイディアを出し合い、
地域や企業、商店街のオリジナルヒーローを
プロデュースするというのもやってみたいです。
「主人公意識を持って能動的に人生を歩み、
そして仲間の支えを受けながら、自分にしかできないことを成し遂げていく」
というのが、これから僕が輩出していきたいヒーロー像です。
さらに、読書会での企業研修もやってみたいことのひとつです。
二階堂 真悟さんプロフィールはこちら
(2016年9月 下良果林取材)
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